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リノベーションの最新トレンド

リノベーションコラム

リノベーションを行うにあたって、最新トレンドを知りたい方がこの記事を読まれているのではないでしょうか?リノベーションには、時代ごとのライフスタイルが反映されており、それに伴い人気の間取りや設備などが変化します。今回は、リノベーションの最新トレンドについて事例とともに詳しく解説いたします。

リノベーションが人気な理由

まずはじめに、近年リノベーションが人気になっている理由について考えていきます。

1つ目の理由としては、人々のライフスタイルが多様化している時代背景が挙げられます。従来は、高級志向から「形」や「素材」、「設備」など、世間一般的に良いと評価されているものが人気でした。

しかし近年は、世間一般的に良いと評価されている家の作りに自分たちの生活を合わせるのではなく、自分たちのライフスタイルに家の作りを合わせる傾向が強まっています。また、新型コロナウイルス感染症の流行により、在宅ワークが増えるなど、以前よりも家で過ごす時間が長くなった方も増え、家での過ごし方が重要視されるようになりました。この時代背景もリノベーションの需要が増えた要因の1つだと考えられます。

2つ目は、古民家や中古物件の流通が増えてきており、サステナビリティの考え方が高まっていることもリノベーションの人気が上昇の要因かと考えられます。「サステナビリティ」とは、持続可能性という意味を持ち、住宅では、建物を修繕しながら長く使い続けるという概念です。ヨーロッパでは、サステナビリティの考え方が根強く残っており、素材には持続可能なものを利用し、廃棄するときは環境に優しいものを好む傾向にあります。

一方、従来の日本では、短期間で大量に建築可能な既製品の建材を使った住宅が建築され、「スクラップ&ビルド」という建築しては壊すことを繰り返してきました。環境面への配慮に目が向けられるようになったことも、リノベーション需要が高まった原因の1つでもあります。

3つ目は、リノベーション専門の会社も増えており、家を建てたことがない方でも情報を手に入れることが可能になった点です。情報社会となったことでリノベーションの認知が広がり、取り組んでみたいという人が増えたこともリノベーション人気に拍車をかけている要因の1つではないでしょうか。

以上3つの観点から、今後もさらにリノベーションの人気が高まっていくと予想されます。

リノベーションの具体的なトレンド

それでは、どのようなリノベーションが最近のトレンドであるかを具体的に見ていきましょう。

開放的なリビング

最初にご紹介するリノベーションのトレンドは、「開放的なリビング」です。

個室や書斎など、プライベートな空間は、最低限の広さにし、家族で過ごすリビングを広く確保するスタイルが最近のトレンドです。個室で家族が別々で過ごすよりも、広々とした空間で家族が一緒に過ごすことができるようなリビングが支持を集めています。リノベーションの予算に関してもリビングの施工に重点的に費用をかけ、他の部屋の工事費は抑えるという傾向にあります。

室内窓やリビングの壁仕切り

広々としたリビングがリノベーションのトレンドである一方で、「室内窓やリビングの壁仕切り」の設置も増えています。

部屋を完全に分けると子供の様子の把握が難しくなります。しかし、リビングに仕切りを設けることや、壁を配置して室内窓をつけるようなリノベーションでは、音のコントロールが可能になります。

最近の子供のライフスタイルは、友人と長時間電話を繋げて遊ぶことがあり、通話を続けたまま同じゲームをする子が増えているようです。子供が家の中で電話を繋げている状態が長く続くことで話し声や笑い声が聞こえてくるため、親御さんからすると、過ごしにくいと考えていらっしゃる方も多いです。また、家の生活音が電話の相手に聞こえてしまうことも避けたという心理もあるかと思います。このようなライフスタイルの変化から室内窓やリビングの壁の仕切りで音のコントロールをしつつ、親御さんの目の届く範囲に子供がいるような造りの部屋がファミリー世帯から人気を集めています。

ワークスペースの設置

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、在宅勤務が普及したことでワークスペースを設置する方が増えています。在宅勤務でもWeb会議や電話など仕事仲間とお話する機会は多いことから、リビングなどの家族が集まるところで仕事をすると集中力が途切れがちです。そこで、最近人気を集めているのが自宅内のワークスペースの設置です。リノベーションでワークスペースの設置を検討している方に向けて、押さえておくべき項目をご紹介します。

  1. 仕事に集中できる環境を整えること
  2. 生活音が響かない状況をつくること
  3. 適温が維持できる部屋であること

押さえておくべき項目の一つ目は、「仕事に集中できる環境を整えること」です。仕事に集中するためには、自分の作業スペースを把握しておく必要があるでしょう。例えば、パソコン一つで作業ができる仕事の方もいれば、資料を広げないと作業が難しい方もいます。自分の作業スペースはどれくらい必要かを知り、集中できる環境を整えることをおすすめします。

二つ目は、「生活音が響かない状況をつくること」です。Web会議や電話などは、仕事を円滑に進める上で欠かせません。リビングから子供やテレビなどの生活音が響かないように注意し、自分の声も響かないように気を付ける必要があります。リビングから離れた位置にワークスペースを設置する要望も増えています。

三つ目は、「適温が維持できる部屋であること」です。ワークスペースは、他の部屋と比較しても小さい傾向があることから、エアコンが設置されていないことや換気が考慮されていないこともあります。作業に集中するためにも、適温が維持できる部屋になっているかを考えてみてください。今後も、在宅勤務が継続されることが予想されるため、自分に適したワークスペースを設置しましょう。

クローゼット

現在のお住まいのクローゼットだけでは、収納に満足ができていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

クローゼットのリノベーションを行うにあたって、最新トレンドは生活導線を意識したウォークスルークローゼットが人気です。

クローゼットの2か所以上に出入口を設けることによって、収納機能を備えつつ、通路としても兼用することができます。 リノベーションするときは、ライフスタイルに合わせた設計がポイントです。

おうち時間を充実させるホームシアター

新型コロナウイルスの影響でライフスタイルが変わり、自宅にいる時間が増えたため、自宅での過ごし方が変化した方も多いでしょう。

おうち時間を楽しむために動画サービスを利用する人が増えことに比例して、ホームシアターのニーズも増えています。

以前に比べてホームシアターを設置するコストが下がり、現在は50〜60万円で夢のシアタールームのリノベーションが可能になりました。さらに手軽にホームシアターを楽しみたい方には、設置費用が7万円代からの、天井に設置するだけで利用できるプロジェクター付きシーリングライトはいかがでしょうか? 映画やアニメ、ドラマなど見ることが好きな方は、ホームシアターを設置することで、より充実したおうち時間を過ごすことができるでしょう。

グリーンで手軽な癒やし

おうち時間が増えると、グリーンなどの自然と触れ合う時間が減りがちです。そんな時代背景から最近は手軽な癒しとしてグリーンを取り入れたいという要望もよく聞き、トレンドとして人気上昇中です。

自宅にグリーンを取り入れるなら、リノベーション後ではなく、企画の段階から考えることをおすすめします。

理由としては、リノベーションの前にご相談頂けますと、住宅企画の段階からグリーン設置の提案ができるため、空間デザインの幅が大きく広がる点にあります。グリーンを入れることを前提にリノベーションに取り組むケースと、空いたところにグリーンを入れる場合では仕上がりのデザイン性が大きく異なります。一般的にグリーンを取り入れた後は、水やりなどの手入れが必要です。また、日当たりの良さによっても植物の成長は異なるでしょう。リノベーションでグリーンを取り入れることと同時に、無垢材などの木の素材感を感じられる家具やインテリアを設置するとよりオシャレに見えます。おうちにグリーンを取り入れて、癒しの空間を実現しましょう。

リノベーション事例

間取りを変更しなくてもリビングにホームシアターを設置すれば大きく印象を変えられます。リノベーションだからこそ可能な天井吊りのプロジェクターとスピーカーが取り付けてあります。木目のデザインにする事でシアターでありながらもリビングとしても過ごしやすい温かみのある空間に仕上がりました。

梁を活かしてハンモックやプロジェクター、グリーンなどを取り付けています。スケルトンにしたからこそできる施工です。

さまざまな素材を上手に取り入れたリビングです。壁面にプロジェクターを投影することもできます。

広々としたリビングの一角に、ワークスペースを造作しています。天井にも美しい木目を使用し、重厚な家具を置いても部屋全体は明るくなる雰囲気を創っています。ここにもプロジェクターを設置しました。

価値観やライフスタイルに合わせたオンリーワンのリノベーション まとめ

今回はリノベーションの最新トレンドについて、リノベーション事例とともに詳しく解説しました。リノベーションを成功させるためには、最新トレンドを取り入れるだけでなく、ご自身のライフスタイルにあった設計にすることが重要です。現在どのような暮らしをしているか、また将来どのような暮らしになるかを想定し、不安なところがあればリノベーション会社に相談することでより良いお住まいになるのではないでしょうか。それでは、これからのお家作りが、あなたの価値観やライフスタイルに合わせたオンリーワンのリノベーションになることを心より願っています。

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